レッドです。
ボクが日本に住んでいた頃は、ちょっとだけゴージャスな家に住んでいました。
でも、その家は買ってから、わずか2年で売ることになりました。
家を売却した理由は海外移住するからです。
多くの人は、
「せっかく買った家を売るなんてもったいない」とか
「奥さんがかわいそう」
などと思うかもしれません。
しかし、ボク達夫婦は家を売ることにより、もっと深い幸せを見つけることができました。
今回の記事では、どんなに立派な家を買っても、どんなにカッコいい車を持っても幸せにはなれない。
ボク達が見つけた【真の幸せ】とは何なのかをお話しします。
最初に、家の内装を紹介します。
もう、売却した家なので内装だけの紹介になりますが、家は約100坪の家で、吹き抜けの玄関、そして美術品をたくさん飾っていました。
ほとんど、妻の趣味ですが絵画のお陰で、とても心が豊かな気持ちになり、気に入っていました。
この家は中古で買った家をリフォームをしたのです。
かなり、こだわって作りました。
今、この写真をアップロードしながら懐かしく思います。
これだけ作り込んだ家を売却するのは、とても名残惜しいモノがありました。
今でも、売却したことはまったく後悔はないし、むしろすごく良かったなと思っています。
でも、たしかに家を売る時は
「もったいないなぁ」
「せっかく頑張って、作ったのになぁ」
という気持ちもありました。
でも、日本にいると
・高額な税金が課せられる
・他人の目を気にして見栄を張りたくなってしまう
・足を引っ張る人と関わらなければならなくなる
・子供にグローバルな教育ができない
などを考えると、日本を出た方が、ボクら夫婦の人生を飛躍することができるだろうと考えて自宅を売却することにしました。
だからと言って、家を売って幸せを感じた理由は、税金が安いからではありません。
損をしないように買う
実はこの家は、任意売却といって「借金を支払えなくなった人が競売にかけられる前に売却した家」を購入しました。
だから、相場よりも安い価格で買うことができました。
そして、ボクが大切にしているマインドセットで【買う前に売る時のことを考える】というのがあります。
もしも売った時に損をしないように買っているのです。
基本的に、新品の商品は買わないし、値段が下がる物も買いません。
これは、車もバッグも服も、ほとんどの物に言えることで、基本的に自分の資産を減らさないように買うことにしているのです。
ただその代わり、食べ物や睡眠など、体に関することはコストを無視して徹底的にお金を使おうと考えています。
例えば、農家から無農薬の野菜を直接買ったり、基本的にオーガニックの物しか食べないようにしています。
というのも、ボクは何をするのにも体が最も大切な資本と考えているからです。
自分への投資こそがもっとも効率が高く、人生レベルで見た時に確実に大きな差が出てきます。
だから、尊いお金を使うのに、どうやったら長期目線で最高のパフォーマンスを出せるのか？を意識してお金を使っています。
しかし、これだけではお金のマインドセットが足りないと学びました。
ボクは今まで、買った値段と同じ値段で売れるなら、
「買った方が得だ」
「買っても買わなくてもどちらでも変わらない」
くらいに思っていました。
でも、これは大きな間違いだったことに、家を売却して気付いたのです。
ボクが買った家は、100坪あったので一般家庭よりちょっと大きめの家でした。
だから、たくさんの物を所有することができました。
これが、問題の根源だったのです。
絵画もたくさん飾ることができたし、車も4台分の駐車場がありました。
特に妻専用のクローゼットがあって、クローゼットだけで約6畳のサイズがありました。
このクローゼットには、クロコダイルのバッグが約50個がズラーーーっと並べてあったり、他にもたくさんのコレクションがありました。
もちろん、全て中古で買っています。
だから、メルカリに出品すれば買った値段と同じくらいの値段で売ることは可能です。
家を売る時にこれらを全て売却すれば、「別に損はしないからいいや」と思って買っていました。
でも、この考え方は根本的に間違っていました。
高級品を持つとお金がドンドン減っていく
正直に言います。
ボクたちは見栄を張るためにブランド品や高級車などを買っていました。
みんなの前で、良いカッコをしたい。
みんなの前で、成功していると思われたい。
だから、必要がなかったとしても、カッコいいなぁと思ったら色々と買っていたのです。
そして、カッコつけるために買った服や車があると、見せびらかすために出掛けたくなります。
旅行に行ったり、買い物に行ったり、遊びに行ったりしました。
そのたびにドンドンお金が減っていきます。
車の保険代だけでも3台分払わなければならなかったので、維持費も凄く高くなっていました。
妻のバッグも靴も、「色を綺麗に塗り直したい」と言って何個もメンテナンスに出していました。
見栄はドンドン大きくなりました。
カッコいい家に住んでるのだから、カッコいい服を着なければならない。
カッコいい服を着ているのだから、写真に収めたい。
カッコいい車とカッコいい服で旅行に行きたい。
だから、お金を稼いでもドンドン消費します。
月収で数百万円を稼いでも、結局は現金なんてほとんど手元に残りませんでした。
でも、見栄っ張りな自分のことを、「カッコいい。」「イケている。」と思っていました。
だからドンドン見栄は大きくなりお金をドンドン使っていきました。
正直言って、この時が一番不幸だったかもしれません。
周りの人なんて、ボクのことを特に気にしてもいないのに、【どこかの誰か】に対して勝手に見栄を張っているのです。
とても疲れました。
そして、もちろんお金も貯まりません。
売却して分かった本当の幸せ
まず、家を売却しようと思った時に感じた不安は
「この家、本当に売れるのかな？」でした。
日本を出るまでに売れないと、日本に拠点を持っているという理由で税金面が不利になる可能性がありました。
だから、ちょっと急いで売りたかったのです。
この時は、車も服もバッグも全部売りさばこうと、ヤフオクやメルカリにたくさん出していました。
そして、売れるたびに「良かった」とホッとしていたのです。
この時の教訓ですが、【物は買う時がもっとも幸せで、次に幸せを感じるタイミングは売れた時】ということです。
大抵の物は、買うまでが一番『ワクワク、ドキドキ』します。
これを買ったら、どこに行こうかな。
これを買って、どんなカスタムをしようかな。
写真を見て、あれこれ想像している時が一番楽しいです。
でも、一度買ってしまうと、それだけでは満足できずに、また別な物が欲しくなります。
「次は、これを手に入れよう。」
このように、新しい物を手に入れるたびに幸せを感じていました。
買い物中毒でした。
でも、いくら買っても買っても人生の幸福度そのものは特に変わりません。
新しい物を手に入れる時だけ少し興奮して、良い気分になって幸せだと勘違いしているのです。
しかし、家やバッグ、車などを売った時に気がつきました。
全てを売った時が一番幸せだった
結局、
・ゴージャスな家
・3台の車
・2台のバイク
・1000着の服
・50個のクロコダイルバック
・50足の靴
などなど、全部売って最低限、生活に必要な物だけを手元に残しました。
デスクトップPCを除けば、ボク達夫婦の持ち物はキャリーケース2個分で全て収まるまでに持ち物を減らしました。
一言で言えばミニマリストです。
カッコつける物も何もかもがなくなりました。
今現在、大好きな車も持っていません。（マレーシアに移住したら子供のために買うかもしれません）
だから、お金が本当に減らなくなりました。
そして、前よりも幸せを感じるようになったのです。
毎月の固定費も大幅に下がりました。
おそらく、今は固定費で30万円あればお釣りが来ます。（我が家はオーガニックなどの食べ物にこだわっているため、外食をほぼしなくても食費だけで夫婦で10万円を超えます。）
だから、精神的にすごく楽になりました。
そして、無駄なものをなくした今現在は何が一番幸せなのか？
一言で言うと、毎日、自分自身が成長することが一番の幸せです。
例えば、今日は、○○ができるようになろう。
でも、できなかった。
明日はできるかな？
よしできた！
このように、自分自身の成長こそが一番の幸せで、自分に自信が付いて、自分の愛する人を守る力を手に入れられる。
これが何よりも幸せです。
振り返ると、見栄の世界にある幸せは偽物でした。
むしろ精神的に「カッコ良くいなければならない」という気持ちで、精神的に苦しかったです。
だから、真の幸せとは自分の外側にあるのではなく、自分の内側にあると思っています。
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結局はお金があれば愛する人を守れるし、家族を幸せにできます。
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